消雪パイプ・節水型消雪パイプ

消雪施設のスタンダード
消雪パイプ

概要

消雪用井戸から汲み上げた地下水を路面に設置した散水ノズルから湧出させ、地下水の熱で消雪を行うものです。

消雪パイプの散水状況


消雪パイプの基本的な構造

地盤環境と地球に優しい
節水型消雪パイプ

概要

消雪パイプの普及に伴い、地域によっては地盤沈下の発生や地下水の枯渇などの地盤環境問題が発生することがあります。また、消雪パイプが必要とされる道路延長に対して、十分な地下水の量を確保できない場合もあります。
このような場合、限られた地下水資源を有効に利用する方法として「節水型消雪パイプ」があります。この方法は、地盤環境の保全に有効であるばかりでなく、使用電力量の削減にも効果があることからCO2排出削減にも効果があるといえます。
この節水型消雪パイプには、ひとつ一つの消雪施設で節水を行う個別制御と、いくつかあるいは地域内全ての消雪施設で一斉に節水するグループ制御があります(下図)。

節水型消雪パイプの分類







個別制御 間欠散水 交互散水方式
千鳥交互散水方式
間欠散水方式(節水タイマー)
間欠千鳥交互散水方式
散水量調整 インバータ制御方式
時間帯別(昼夜可変方式)
散水時間調整 熱平衡方式
集中制御 ブロック制御方式
遠隔監視方式

特徴

  • 地下水資源の有効利用
  • 地盤沈下の抑制
  • CO2の排出削減
  • 維持管理性の向上

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