既設管の耐久性向上と止水性を向上させる部分修繕工法
ASS部分修繕工法「ASS工法・ASS―LH工法」
概要
熱硬化性樹脂(ビニルエステル樹脂)ガラス繊維および不織布に含浸積層させたライニング材を補修装置に巻き付け、管渠内の損傷箇所に引き込み、空気圧と加熱装置で管内壁に加圧密着させ、損傷箇所を内部より補修する工法です。また、損傷がひどい場合や取付管などの接合部は施工時間を短縮するために可視光線にてガラスクロス積層を加圧密着させ部分更生を行う「ASS-LH工法」と損傷の度合いにより使い分けることも可能です。
ASS工法協会ホームページ
http://www.ass-koho.com
特徴
●ASS工法「Affix Support System」
更生後の下水道管渠は、新管と同等以上の強度を発揮し、更生材料は2mmと薄く両端は段差なく圧着硬化するため通水を阻害するような流下能力低下はありません。
継手部分は材料特有の強度で補強され、更生後の継手部の変動要因に対し追随性を持たせることが出来ます。
継手部からの浸入水と施工後の状況
●ASS-LH工法「ASS- LIGHT HARDEING」
取付管などの複合接続部においては、施工時間を短縮する必要があります。
可視光線にて素早く反応する含浸積ガラスクロスを補修装置にて受光させ硬化させます。軽微な滞水中でも施工が可能です。
可視光線照射状況と施工後の状況